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[第23回] CTP シリーズ 3(CTP と色校正)

issue date : 2-Sep-2002

 CTPシリーズ」第3回目のsanbi-i-comは「CTPと色校正(主にカラーもの)」,特にデジタルプルーフ=DDCP(Direct Digital Color Proo- fing)についてです。

 CTP(Computer to Plate)ではフイルムがないので色校正という手段が使えません。そこで、デジタルプルーフが必須となります。デジタルプ ルーフで満足を得られない場合は本機による本紙校正になります。

 DDCPにはRIP済みデータを大型プリンタに出力する方式(専用紙、網点なし)と専用印画紙に4色出力する方式(網点あり)などがあります。

 いずれの方式も従来の平台色校正と異なり、数値で管理することができ、安定した出力結果が得られます。

  • 大型インクジェットプリンタ方式

     専用紙を使用しますが、コート、マット、上質系の3種類から選べます。インクジェットプリンタには使用インキが染料系と顔料系の2種あります。染料系インキは出力スピードは速いのですが,数時間、長くても数日で退色してしまうのと、印刷インキに比べ蛍光塗料的発色をするので弊社では主に1色,2色ものに使用し,カラー物には実際の印刷に近い顔料系のプリンタを使用しています。出力スピードはいずれも3段階あり料金と精度が異なります。

    コストダウンにBlack Magicのご活用を

    これまでの問題点

     編集者がレイアウト校正を何回か推稿を重ねても、いざフィルム出力し、色校正や青焼きで校正してみると誤りが発見されることが多々あります。
     誤字、脱字、文字化け、さらには面付けしてから発見されるノンブル・柱の奇数、偶数ページ入れ違いなど、さまざまな問題点がフィルムにしてから起こってしまうケースが多々あるのではないでしょうか。
     結果として、再度フィルム出力をしなくてはならず、不要なコストと時間がかかってしまうという事になります。

    Black Magicのご活用を

     これらの問題を解決するために、デジタルプルーフ・Black Magic(ブラックマジック)を御提案致します。
     Black Magicは、フィルムを出力する前のRIP済みデータをコート、マット、上質系の用紙にインクジェット方式でプルーフ(色校正)再現するもので、フィルムを出力していないので訂正が発生しても、フィルム再出力のコストがかかりません。印刷物製作コストの削減と短納期化を実現します。特に色校正を必要とする2色もの、4色ものパンフレット、雑誌、単行本等、多色刷りで、しかもページ数のかさむ物=版数の多い物では、その効果は甚大です。

     また、編集者チェックの負担を軽減します。特に2色ものなどでは、青焼き校正において、スミ版、イロ版さらに重ね焼きとチェックするポイントが多く、編集者にとって作業が煩雑になり、大きな負担となっているではないでしょうか。このような時、一目瞭然のBlack Magicが特に有効です。

     Black MagicはRIP上で網点まで発生させ、それを再度画像化して出力しており、また顔料インキを使用していますので仕上がりに近似した色校正に代替えできる質を持っています。

     以上のシステムは、必ず御社のお役に立てると考えております。ぜひ一度ご利用いただきたく心よりお待ちしております。

    基本的な機能

    • RIP済みPSデータの出力(Mac・TEX・EDIAN PLUS・写研など)
    • 出力サイズB全まで
    • 頁面付け出力
    • 通常の色校正同等の再現性
    • 1色〜4色までの校正、特色も可能

    注意点

    • 本紙校正はできません。(専用コート、マット、上質系3種類になります)
    • 網点の出力ではありません。

  • 専用印画紙方式

     化学反応を利用しますので,ケミカルプルーフとも言われています。校正紙は専用の印画紙のみですが,プロセスインキの顔料に近似した発色で,実際の印刷物に近い校正を出力します。ケミカルプルーフは網点で校正出力しますので,インクジェットプリンタ方式では出来なかったハイライトやシャドー部の微妙な階調のチェックやモアレ,スミノセの確認もできます。

  • 本機・本紙校正

     CTPの場合,実際の印刷と同様の状態で色校正を確認したいという場合は本機による本紙校正という方式を取ります。料金的には少し高くなりますが最も確実な方式です。

  • 従来の平台校正とデジタルプルーフ

     従来の平台校正と比べてのデジタルプルーフのメリットとしては,

    1. インキの盛りや温度,湿度によるバラツキがなく,色調が安定している
    2. 平台校正より短時間で作成できる
    3. 1〜2枚出しであれば,平台校正より安価である

     逆にデメリットととしては,

    1. 本紙には出力できない
    2. 3枚以上出力すると平台校正よりコストアップになる
    ということが上げられます。

  • デジタルプルーフとカラーマネジメント

     デジタルプルーフは平台校正のようなバラツキがない,したがって印刷がしやすいということが大きな特徴です。そしてデジタルプルーフの最大の特徴は,色が全てデジタル・数値として管理されますので,DTP組版モニターでの見え方,プリンターでの出力結果,実際の印刷での色表現の違いを調整し,色の標準化=カラーマネジメントができるようになるということです。

     当社ではインクジェットプリンタ方式には「ブラックマジック」,ケミカルプルーフには「スピードプルーフ」(富士フイルム製)を使用しています。

     各色校正の比較につきましては,「色校正比較表(PDF)」をご参照ください。

     また,「ブラックマジック」,「スピードプルーフ」,「本機・本紙校正」での校正刷り見本も用意しております。料金含め当社営業担当にご確認ください。

     次回は「カラーマネジメント」についての情報をお届けします。


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