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[第26回] デジカメデータと印刷品質

issue date : 29-Nov-2002

  • デジタルカメラの普及

     デジタルカメラの出荷台数はここ数年急速な伸びを示し、低価格かつ高品質のモデルも普及、印刷会社へのデータ入稿も増えてきています。
     一方「モニタで見たら明るかったのに、印刷したら暗くなってしまった」、「データだけの入稿で何を基準にして良いか分からない」など様々な問題も発生しています。
     以前「画像データ入稿上の注意点」でも多少触れましたが,「デジカメデータと印刷品質」について改めて整理してみました。

  • 著者や編集者の方が活用される場合

     個人のホームページや社内資料は別として、記事中写真などに活用される場合は、下記のような点を注意して頂ければデジカメデータも印刷用として活用できます。

    1. デジカメデータ(RGB)をモニタやプリンタで見た場合と、CMYKに変換して印刷した場合とでは、色の再現領域が違うため完全に一致させることは難しいということを理解しておいてください。
      特に蛍光色のような鮮やかな発色と人の肌の透明感は、色変換のプロでも苦労しますし、苦労しても実現できない場合も少なくありません。

    2. 撮影はそのカメラの最高画質(画素数)で撮ってください。画素数が多いほど、大きいサイズで使用できます。

    3. 印刷にした時の仕上りサイズにも注意してください。印刷には300〜400dpiの画像精度が必要になります。画素数と印刷に適するサイズについては、「デジカメデータ解像度早見表」をご参照ください。

    4. 写真データは縮小、トリミング、色調整などの加工はいっさい行なわないでRGBデータのまま、又はCMYKデータに変換して印刷会社にお渡しください。CMYKに変換しますと多少くすんだ色になりますが、より印刷した時に近い状態で確認できます。いずれの場合もプリントアウトしたサンプルに色調修正などの指示をして頂ければ、プロのオペレータが画像修正をします。

    5. データはJPEG形式ではなく、できるだけTIFF形式にしてお渡しください。

  • プロカメラマンが活用する場合は全く別の世界です

     最近プロカメラマンの中でも、撮影すればその場で画像を確認できる、画像修正も自分でできるなどデジタルカメラの良さが認識され、高品質の写真撮影にデジタルカメラを活用することも増えてきています。
     この場合は高画質のカメラといっても、素人の方の撮影とは全く別の世界です。プロはレンズだけでも数十〜百数十万円のものを使いますし、撮影時のライティングにもプロの技が使われます。

 今後デジタルカメラの普及に伴って、カメラマン、制作者、印刷会社とのコミュニケーションも大切になってきますし、「カラーマネジメント」ということも大事になってきます。


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