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[第39回] IGAS 2003レポート

issue date : 29-Oct-2003

今回のsanbi-i-comは、「IGAS 2003」を見学した当社社員のレポートをお届けします。

 drupa(独)、Print(米)、IPEX(英国)と並ぶ世界四大印刷機材展の一つ「IGAS」が9月22日から1週間、海外組90社を含む450社が出展し、東京ビックサイトで開催されました。
 テーマは「未来のプリントメディアへ」。ここ数年CTPとオンデマンド印刷がブームでしたが、今回はすっかりトーンダウン。それらに替わって「4色両面機」、「JDFワークフロー」、「色管理」、「フレキソ印刷」などが印象に残りました。

 圧巻はハイデルベルグ社。両面4色機が大小数ライン設置され、2階建てのステージから2人のプレゼンテーターが派手なパフォーマンス、中央には商談用のティーサロン、まさに王者の風格でした。
 小森コーポレーションもまったく同じ面積のブースを別ホールに展開、日本の雄、世界の小森としてしっかり対抗していました。こちらも4色両面機がメイン、このほか、アキヤマ、三菱、篠原も4色両面機を展示、これからのオフセット業界は4色両面機が常識になることを予感させました。

 富士フイルムのブースではバイオレットレーザCTPとRGBデータの色を印刷まで維持するワークフローがメイン。どうやらトヨタ、味の素、電通、博報堂などが参加した雑誌広告カラーマネジメントを印刷会社に強要してくる気配があるようだ。このカラーマネジメントシステム導入には強力な旗振り役、印刷機オペレータの意識改革、営業マン教育などが必要で、会社総体に負荷がかかる大仕事ですが、いつかは取り組まなければならないことです。
 他に印象に残ったのは、モリサワのブース、200人を超える客で大賑わいでした。

 今回はIGASに併設して開催された第1回世界印刷技術者会議にも参加する機会を得ました。米国、英国(ヨーロッパ)、オーストラリア・アジア(パシフィック)の業界状況を聞いたが、驚いたことにほぼ日本の印刷業界に似た状況。
 供給過多によりモラルを欠いた価格競争が横行、印刷以外の付加サービスを提供できるか否かに会社の存続がかかっているとのことでした。

◇富士フイルム製のバイオレットCTPでは、当社が日本で最初の導入となりました。

「雑誌広告カラーマネジメント」については、第28回sanbi-i-comをご参照ください。

<用語解説>

  • JDF
    Job Definition(定義)Formatの略、部品単位の製品仕様を記述したデータで、プリプレスから印刷・製本までの製造指示、進捗管理、原価管理もでき、作業や工程管理の自動化にも期待されている。

  • フレキソ印刷
    凸版状のゴム版を使っての印刷で、主に包装紙やビジネスフォーム(帳票)の印刷に利用される。


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