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[第50回] 電子ジャーナルとSPARC/JAPANなどの最新動向

issue date : 5-OCT-2004

  学術論文の発表媒体は、インターネットの普及により、冊子から電子媒体に移行する傾向が強まっています。
  電子ジャーナル化の動向については、これまでのsanbi-i-comでも何度か取り上げてきましたが、今回はSPARC/JAPAN(国際学術情報流通基盤整備事業)も含めた電子ジャーナルの最新動向についてまとめてみました。

  • 日本の学術論文発表の現状とSPARC/JAPANの発足

    自然科学分野における日本の研究者による英文論文数は世界シェアーの12%を占めていますが、その80%が海外誌に流出しているといわれています(2000年、国立情報学研究所の調査)。その背景には下記のような問題があります。

    1. 日本の学術雑誌の国際的知名度が低く、国際的流通が不十分
    2. インターネットの普及にもかかわらず、電子ジャーナル化が進んでいない。
    3. 電子ジャーナル化されている雑誌でも、大学図書館などへのビジネスモデルができていない。

    これらの問題を解決し、日本からの研究成果の海外発信力の強化、国際的評価の確立を目的に国立情報学研究所を中心としたSPARC/JAPANが昨年発足しました。

  • SPARC/JAPANの事業(支援)内容

    SPARC/JAPANは下記のような事業計画のもとに、学協会への支援活動を進めています。

    1. JST(科学技術振興機構)のJ-STAGEとも連携したオンライン論文投稿・査読・公開システムの開発、電子ジャーナル発行支援
    2. 人材派遣も含む編集・査読の国際化支援や、海外の電子ジャーナルサイトとの連携、相互リンク、海外頒布のためのコンサルティング
    3. 国公立・私立大学図書館協議会と連携しての電子ジャーナル刊行における財政基盤モデルの創造支援

    具体的には、2003年度は国内の16学会(21誌)をモデル選定し、編集工程電子化の支援や、大学図書館との電子ジャーナルの購読契約などの活動を進めています。

  • 研究成果を研究者自身の手に取り戻す取組み

    もともとSPARC(The Scholary Publishing and Academic Re-sources Coalition)は、欧米の大手商業出版社主導による学術論文の独占化・高騰に対して、研究者主導の新たなビジネスモデル創出のために、北米研究図書館協会のプロジェクトとして1998年に発足したものです。(欧州でのSPARC/Europeの発足は2002年)
    高額な外国雑誌は学術誌の財政的基盤のひとつである日本の大学図書館においても、その財政を圧迫しています。

    このような中でSPARCや大学図書館中心に、投稿者・利用者にも利便性のある電子ジャーナルの健全な発展をめざして、適正な価格でのサイトライセンス契約や、オープン・アクセス運動(著者の投稿料によって掲載論文を無償で公開)、セルフ・アーカイブ(論文を大学図書館などが運営するサーバに蓄積し無償で公開)などの努力もまだ一部ですが始められいます。

    日本の学術論文の電子ジャーナル化、国際化促進にはまださまざまな課題がありそうですが、公的支援も含めた政府の取組みだけでなく、研究者・学協会・大学図書館・民間も一体となった努力が引き続き重要のようです。

◆電子ジャーナルに関するこれまでのsanbi-i-comについては、

を、またSPARC/JAPANについては、 をご参照ください。


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