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issue date : 6-APR-2006
日本のISBNコードを管理している日本図書コード管理センターは「2007年1月1日以降に刊行する新刊本には現行の10桁ではなく,13桁のISBNコードを表示する」などを内容とした「ISBN規格改定等についてのお知らせ」を昨年5月に発表しています。
今回は「ISBNコードのしくみと13桁への移行問題」についてまとめてみました。
- ISBNコードと日本図書コード
- ISBN(国際標準図書番号:International Standard Book Number)は,世界中で発行される膨大な出版物をどこの国の,何という出版社の,どのようなタイトルの出版物かを特定・検索できる番号を決定するISO規格です。ISBNコードは図書館などの書誌情報管理,国際著作権取引のキーワードとしても活用されています。
- 現行10桁表示のISBNコード,例えば「ISBN4-949999-08-7」はどのような意味を表しているのでしょうか。
- 最初1桁の「4」は国別記号(日本語)を,次の「949999」は出版者(社)コード,「08」はその出版社における書名コードで,合わせて8桁で管理されています。
- 最後の1桁「7」はISBNコードのチェック用数字で,その前の9桁数字から一定の計算式に基づいて求められます。
- ISBNコードと別に表示されている例えば「C0093 \1143E」は,その書籍の分類と定価を表しています。
- 「C0093」の部分は「分類コード」といわれ,「分類コード一覧表」に基づいて付けられます。
例えば「C0093」は,販売対象が一般(0),発行形態が単行本(0),内容が日本文学(93)であることを示しています。
- 「 \1143E」」の部分は「定価コード」といわれ,数字5桁までが用意されています。
ISBNコードとこの分類・定価コードを合わせて「日本図書コード」といいます。
- バーコード(書籍JANコード)
- バーコードは正式には「書籍JANコード」といい,日本図書コードを国際標準に従ってバーコードに表現したもので,13桁・上下2段で表示され,書店など流通段階で利用されるものです。
- 上のバーコード「9784949999083」の頭3桁「978」はその商品が書籍であることを表し,その後の9桁はISBNコードと共通で,最後の1桁は別の計算方式で求められたチェック用の数字です。
- 下のバーコード「1920093011437」の頭3桁「192」はこのコードがJAN(Japan Artical Number)2段形式で,分類コード+本体価格であること示しています。次の4桁は分類コード,次の5桁は価格,最後の1桁はエラーチェック用の数字です。
- ISBN規格改定の最新情報
- 2004年10月のISBN加盟国総会において,「ISBNコードの規格を10桁から13桁に改定する」,「Web上のデジタルコンテンツについてもISBNコードを付与することを可能とする」ということが決議されました。
- 日本図書コード管理センターはこの決議に基づき,かつ日本の実情も考慮して昨年5月に「改定ISBNガイドライン(実施要領)」を発表しています。その主な内容は下記の通りです。
- 2007年1月以降に刊行する新刊本・重版本は奥付およびカバーに13桁のISBNコードを表示する(頭に「978」を加えたバーコードと同じもの)。既刊本(在庫本)についても可及的速やかに改定13桁に書き換える(ただ,在庫本はもちろん,重版に際してもバーコード表示のあるものについては,現行10桁のISBNコードを書き換えなくても良いとの方向で再検討が行われており,この点での正式発表は4月末とのことです)
- 日本図書コードのOCR-Bフォント表示は2007年1月以降は不要となり,目視可能な11Q以上のサイズ(書体は自由)で表示するようになります。
- スリップについては,「注文カード」部分にバーコード上段(図書コード)を表示することが標準仕様となります。「売上カード」部分については,各社の自由です。
日本における書籍の発行点数は膨大な数にのぼりますので,ISBN規格の改定は出版社にとっては大きな問題であり,その動向の注視と準備が必要になる課題かと思います。当社においても以前ご案内しました「データベースを活用した売上カードの自動組版」システムの改定も含め,これら動向に対応していきたいと考えています。
「ISBNコード規格改定」などの詳しい情報につきましては,日本図書コード管理センターホームページ、
「分類コード一覧表」については,株式会社エネルギーレビューセンターのホームページに記載の図書コード、また[第51回] sanbi-i-comに記載の「データベースを活用した売上カードの自動組版」をご参照ください。
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