PUR製本

2014年1月9日

PUR製本

次世代の製本へ

“印刷”という言葉で一括りにされがちな「製本」工程ですが、製本も進化を遂げています。一般的な中綴じ・並製本(ソフトカバー)・上製本(ハードカバー)はもちろんのこと、ここではPUR糊を使用した並製PUR製本をご紹介します。

PURとは

Poly Urethane Reactive Hot-melt Adhesiveの略で、反応性ポリウレタン系ホットメルト接着剤のことです。建築用パネルや自動車内装材等の分野では既に広く使われている接着剤ですが、近年、製本糊としても使われるようになってきました。

PUR製本は、一般的な製本糊であるEVA(エチレン酢酸ビニル、通称「ホットメルト」)よりも開きの良い本が作れること、丈夫で長持ちする本が作れること、環境対応に優れていることなど、さまざまな面で高く評価されています。

特にヨーロッパでは普及が進んでおり、EVAに代わって製本糊の主流になりつつあります。
従来ページ数が多かったために上製(ハードカバー)で製本していた本を、PUR糊を使用した並製(ソフトカバー)にすることで、短納期とコストダウンが実現できるようになりました。

PUR製本の特長

①開きやすい!

柔軟性

ノド元まで確認できる開きの良い本が作れます。ページ数の多い辞書カタログ、ノドの部分がA5判といった小さめの書籍、また本を開いたままで置けることができるため料理本などに最適です。

②とにかく丈夫!

耐インキ溶剤性

糊と接するノド元まで印刷しても劣化することがありません。ノドに絵柄があると、(通常の製本用糊である)EVA糊と印刷インキが化学反応を起こし、糊がつかない・紙がシワになる現象が発生することは意外と知られていません。写真集図鑑など多くのページに絵柄がノドにある印刷物でも問題ありません。

強固な接着力

EVA糊のほぼ倍の引張り強度が得られます。参考書テキストといった耐久性が必要な書籍に最適です。

耐熱/耐寒性

夏場、冬場に屋外の自動車の中に放置しても本が壊れません。

③環境にやさしい!

古紙リサイクル適性

本の背を切断せずにリサイクルできます。PUR製本は、日本印刷産業連合会の古紙リサイクル適性ランクリストで最高のAランクに分類されています。リサイクル用紙と合わせて、リサイクル適正の高い書籍を作りたい場合に適しています。

省エネルギー

EVA糊よりも低い温度で接着できるため、CO2発生量が抑えられます。環境に配慮した製品であることをアピールしたい書籍に最適です。

価値ある本作りに、三美印刷のPUR製本をご活用ください

上記の優れた特徴を持つPUR製本ですが、対応する設備を要するため、どこの製本所でもできるわけではありません。とりわけ「印刷と製本を一ヶ所で一貫生産できて、PUR製本もできる所」となると、多くはありません。

三美印刷は、多くのお客様に程近い都内の工場でこれを実現しており、PUR製本の経験を積んでまいりました。価値ある本作りに、印刷と併せて三美印刷のPUR製本をぜひご活用ください。

  →製本関連設備
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