フィルムや冊子のデータ化・合本

2014年1月9日

フィルムや冊子のデータ化・合本

情報という財産を次の世代へつなげます

三美印刷では製版フィルムや冊子のデータ化や、今はもう残り少ない過去の組版アプリケーションのデータを更新可能な現在普及している組版ソフトへの移行をすることが可能です。また、論文集や学会誌といった定期刊行物の合本(がっぽん)製本も承ります。

製版フィルムのデータ化

平版印刷におけるフィルムからCTPへの移行が急速に進み、フィルムでの印刷が困難な環境になりつつあります。掲載する広告だけが製版フィルムの状態の場合であれば、広告だけをデータ化すれば済みますが、本文全体が製版フィルムの状態の場合は全体をデータ化する必要があります。フィルムのデータ化は、透過原稿対応のスキャナを用意し、以下の方法で行います。

コピードット

CMYKなど各色分版フィルム上の網点(ドット)をそのままコピーして1bit Tiffデータにします。ゴミ取り等の作業は専用のソフトで行います。

ディスクリーニング

網点を連続階調の画像データに変換して取り込みます。Photoshop等の一般的なソフトで加工を行いたい場合等に適しています。

当社は、高画質で定評のある富士フィルム製フラットベッドカラースキャナLanovia Quattroを用いて、特にフィルム上の広告、図版、写真等のデータ化のご要望にお応えしています。スキャン原稿のサイズ・状態・用途によってスキャン方法が変わってきます。新たに組版し直して、部分的にスキャン作業と組み合わせる方が早い場合もありますので、ご相談ください。

冊子・紙媒体からのデータ化

製版目的の高画質データ作成用に、ドラム式とフラットヘッド型のスキャナを取り揃えております。特にドラム式スキャナは現在では世界中で製造を中止しており、日本でも残り少ない貴重な設備です。

また、高画質ではなく600 dpi以下の電子書籍や文書データベースの作成が目的の場合は、いわゆる“自炊”用と呼ばれるADF(Auto Document Feeder)付き小型ドキュメントスキャナが適しています。当社はこのタイプの電子書籍・データベース化の経験もございます。

※紙媒体からの電子書籍化は、法人のお客様で、自社の刊行物など著作権上問題のないことが明白なものに限って承ります。 ※原則冊子断裁してシート上にしてからスキャン作業を行いますが、ばらすことができないものについてはご相談ください。

合本(がっぽん)・ 図書館製本

論文集や学会誌といった定期刊行物の過去の冊子をまとめる合本製本(図書館製本)を承ります。過去の論文をスキャン・データベース化し、スキャン終了後は冊子を合本して納品することが可能です。

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