[第113回] 電子出版・カタログの動向 (5)

2010年2月1日

― 出版業界電子書籍対応の最新動向 ―

昨年から今年にかけて日本の出版業界における電子書籍対応の動きが活発になっています。この背景には,米国において電子書籍が本格的に普及してきていること,アップルが1月27日新端末「iPad(アイパッド)」を発表,電子書籍事業に本格参入したこと,アマゾンの読書端末「キンドル」日本語版の上陸が時間の問題になってきたこと,そして2009年の書籍・雑誌の販売金額が21年ぶりに2兆円を割り込むなかで,電子書籍という新市場に活路を見出したいという出版業界の意図などがあります。今回は,「出版業界電子書籍対応の最新動向」についてまとめてみました。

今回の内容

  1. 雑誌コンテンツデジタル推進コンソーシアム,1月28日から雑誌デジタル配信の実証実験を開始
  2. 国立国会図書館書籍デジタル化、協議会設立し検討へ
  3. 電子書籍出版21社、米アマゾンと主導権争う

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