コピードット
コピードットとは
フィルムの網点をそのままの形状でスキャニングした、モノクロ2階調(白黒)の画像データ(1bitTIFF)です。解像度は2400dpiですが、お客様のRIP環境、CTPの出力解像度に合わせて設定することもできます。在版のフィルムをデジタルデータに置き換えるには、この方法が最適です。ただし、フィルムの網点をそのまま再現しているため、色調補正などの画像加工には対応できません。
なぜコピードットが必要なのか?
- フィルムの寿命の問題
物理的な劣化の問題もありますが、フィルム製造自体がなくなる可能性もあります。すでにフィルム代の値上げもあり、高コストな状況になりつつあるだけに、在版フィルムのデジタル化への移行は今後必須な作業となります。 - 置き場所の問題
置き場所の確保も課題の一つです。倉庫を借りるにしても保管料がかかります。 - 汎用性の問題
アナログな状態では、Webや電子書籍への転用などの二次利用もできません。
それ以外にも、毎回フィルムから刷版への焼付、ごみ取りなどの作業が必要になり、品質の安定や生産性向上の阻害要因となっています。
価格表
サイズ | スキャンのみ | ゴミ取り | スキャン+ゴミ取り |
---|---|---|---|
B1 | ¥6,000 | ¥17,000 | ¥23,000 |
A1 | ¥4,500 | ¥11,500 | ¥16,000 |
B2 | ¥4,000 | ¥8,500 | ¥12,500 |
A2 | ¥3,500 | ¥6,000 | ¥9,500 |
B3 | ¥3,000 | ¥4,500 | ¥7,500 |
A3 | ¥2,500 | ¥3,000 | ¥5,500 |
B4以下 | ¥2,000 | ¥1,500 | ¥3,500 |
※上記1版・単価です。弊社へ持込価格になります。引取りの場合は別途費用をご請求させていただきます。
※古いフィルムの場合、ストリップ修正のあるものは劣化の恐れがあります。
※剥がれ、トンボなし等があった場合、別途修正(返しがえし代)をご請求させていただきます。
Q&A
フィルムのサイズはどれくらいまでスキャンできますか?
スキャン速度はどれくらいですか?
納品までの期間はどれくらいですか?
何枚くらいまでのフィルムに対応できますか?
入稿するフィルムは、ポジとネガとどちらがよいですか?
フィルムに傷や折れなどの劣化が著しいのですが、スキャンは可能ですか?
コピードットとディスクリーニングの違いは何ですか?
ディスクリーニングと印刷物のスキャンとの違いは何ですか?
スキャンデータでの訂正や変更はできますか?
網点を細らせたり太らせたりといった調整はできますか?
校正は何で確認しますか?
三美印刷が選ばれる理由
歴史と実績
三美は出版印刷を事業の中核とし、学術、教育、文化、医学の発展に貢献することを誇りとして70年を超える歴史を歩んで来ました。
この間、工業化、情報化、IT化、ネットワーク化と社会の変化は著しく、様々な職人の技術がコンピュータを使った技術へと進化してきました。
私たちはアナログ製版時代から培ってきた技術を継承することで、何度も修正を重ねて傷んだ在版フィルムのデジタル化技術を今も維持しています。
これからも顧客のため、社会のために広く貢献できる印刷会社として、新しい技術を取り入れながら研鑽を重ねていきます。
PITの紹介
実作業は(有)ピー・アイ・ティーが担当します
弊社子会社の「(有)ピー・アイ・ティー」は、オンデマンド印刷を中心に多品種小ロットの案件に対応している会社です。コピードット専属の設備と作業体制を保有しています。