よく知られるパッケージの落し穴
ここでは、一般的に使用されるパッケージで起きてしまう問題点の事例をいくつかあげます。
colortbl.sty
色を付けた表を作成するためのスタイルですが、このスタイルを使用し、低い解像度でデータを作成すると色を付けたコラムの罫線が細く出力されてしまいます。
回避するにはデータ書き出しの際に、解像度を上げる必要があります。
最低でも2400dpiの解像度は指定しておいた方がよいでしょう
(dvipsならオプションで-D 2400 or -P pdf)。
hyperrefパッケージ
TeX文書にhtmlと同じようにハイパーリンク機能を加えるマクロですが、印刷、製本の過程では必要のないパッケージになります。
TeX Wiki にもあるように、各種パッケージとの互換性の問題がありますので、印刷を前提として執筆する場合には、 初めから使用しない方がいいでしょう。